Kishima Craft Works

Kishima's projects

Family mruby の始め方(C97で購入された方向け)

(まだ実行環境の開発中のためファームウェアが色々と未熟ですが、ご容赦ください)


1.必要なもの

今後対応予定

現在ファームウェアが未対応ですが、以下のパーツも使えるようにする予定です。


2.基板の組み立て

はんだ付け不要で、映像出力、キーボード入力は可能です。

以下の場合ははんだ付けしてください。


3.基板の説明

基板の各ブロックの説明です。

Narya board description


4.使って見る

起動

VGAモニタとPS/2キーボードを電源を入れる前に接続しておきます。

USBケーブルを接続して、電源スイッチをONにして起動します。

すると以下のような画面が表示されます。

VGAの出力の割り込みと、フラッシュメモリのアクセスが干渉する問題があり、現在調査中です。

編集

カーソル移動と、挿入、バックスペースが可能です。

コンパイルと実行

F4(RUN)でバイトコードへのコンパイルと実行を行います。

現在、実行を終了するとエラーが発生しており、対策中です。

API

こちら を参照ください。


5.ファームウェアの更新

最新のファームウェアは以下のリポジトリで継続的に更新しています。

https://github.com/kishima/family_mruby

最新版は、v0.5 betaです。

ビルドのためには、ArduinoIDEではなく、コマンドラインで動かすESP-IDF環境が必要となります。

v0.5 betaは、ESP-IDF v3.2.2をインストール済みの環境でReadmeの手順に従ってビルドしてください。

ESP-IDFの環境がそろっていれば、git cloneしてmake menuconfig、make flashするだけなので、ビルドは比較的容易かと思います。

書き込みの際は、基板をPCとUSBケーブルで接続します。 電源スイッチにTPS2065を採用して突入電流を抑えていますが、動作不安定にならないように、開発時は供給電力に余裕のあるUSBポートを使用してください。


6.その他

FabGL基板として使用する場合の注意点

ファームウェアを上書きすると、FabGLを動かすためのESP32開発基板としても用いることができます。

Narya基板を、素のFabGLと組み合わせて用いる場合、VGAのVSyncが標準のピン配置とことなる接続をしているため、注意が必要です。

VSyncのみ変更されています。ご注意ください。

Type Default Family mruby
Red1 GPIO22 GPIO22
Red0 GPIO21 GPIO21
Green1 GPIO19 GPIO19
Green0 GPIO18 GPIO18
Blue1 GPIO5 GPIO5
Blue0 GPIO4 GPIO4
HSync GPIO23 GPIO23
VSync GPIO15 GPIO27

設定例

VGAController.begin(GPIO_NUM_22, GPIO_NUM_21, GPIO_NUM_19, GPIO_NUM_18, GPIO_NUM_5, GPIO_NUM_4, GPIO_NUM_23, GPIO_NUM_27);

変更無しです。マウスは非対応です。

Type Default
DATA GPIO32
CLK GPIO33

変更無しです。

Type Default
Audio GPIO25

問い合わせ

Family mrubyのファームウェアに関しては、githubのissueをご利用ください。

その他については以下のメールアドレスを利用ください。

kishima@silentworlds.info

個人の趣味の範囲で運営しているプロジェクトのため、十分な対応を保証することができない点、ご容赦ください。